シンポジウム「ブンガク畑でつかまえて」&翻訳文学ブックカフェ(10月17日)について

久々に上京してこんなものに行ってきたのだ。
「ブンガク畑で〜」は池内紀堀江敏幸中村和恵柴田元幸沼野充義の五人が「外国文学を読み、研究し、翻訳することの楽しみ(と苦しみ?)を語り合う饗宴」。こんな5人の話がただで聴けてしまうのだから東大は太っ腹だなあ。
ご自身の翻訳観だとか、文学(ブンガク?)は役に立たないのか、文学ができることとは何なのだろうかといった話など、とても興味深いものだった。中村和恵さんが「文学がやれることはたくさんあるし、文学にしかやれないこともたくさんある。文学は終わっていない」というようなことをおっしゃっていて、こういうことが自信を持って言えるなんて素敵だなと思った。
最後まで聴きたかったのだが、6時半から池袋のジュンク堂中川五郎さんと新元良一さんのトークセッション「翻訳文学ブックカフェ」があったので、断腸の思いでシンポジウムを抜け出して(それでもギリギリまでねばったのだ)、急いで池袋へと向かった。時間にはどうにか間に合い、始めから話を聴くことができた。
中川五郎さんの話もこれまた面白く、チャールズ・ブコウスキーの話、その他文学や音楽の話までいろいろな話が楽しめた。