京都弁萌え〜(笑)

アーサー・ゴールデン 小川高義訳 『さゆり』 文藝春秋
日本海の寂れた漁村から、京都で芸妓になるべく引き取られた(売られた?)主人公が、紆余曲折を経て人気の芸妓になるという、いわば教養小説だ。主人公であるさゆりにすっかりなりきって読んだ。というか完全に引き込まれてしまった。それだけの力がこの作品にはある。

ここのところ、長い小説だとか、ヘヴィーなものばかり読んでいたのでなかなか読了冊数が増えない。この小説も面白かったのだがいささか長かったので思った以上に時間がかかってしまった。次は冊数稼ぎに短いものを読もうっと。たぶん明日には読み終えるだろう(笑)